ONKYOのインテグレートアンプ「Integra A-817XX」は、1980年代に製造された高品質なアンプで、優れたオーディオ性能と信頼性で知られています。このアンプの主な特徴と仕様は以下の通りです。
主な特徴
アンプ構成と出力:
定格出力: 6オームで115W + 115W、8オームで100W + 100W。
全高調波歪率 (THD): 0.004%と非常に低く、クリアな音質を提供します。
動的パワー: 2オームで275W + 275Wの高出力が可能で、さまざまなスピーカーを駆動できます
。
先進技術:
リアルフェーズアンプ構成: 入力端子と電源部に同相トランスを使用し、外部ノイズを低減し信号純度を向上させます 。
スーパーサーボシステム: 不要な信号のみをフィードバックし、ノイズと歪みを低減します。
ダイレクトトーンシステム: トーンアンプを省略し、受動素子を使用してトーンを調整することで音質劣化を最小限に抑えます 。
接続性:
フォノ(MMおよびMC)、CD、チューナー、テープなど、多彩な入力端子を備えています。
スピーカーおよびヘッドホン用の出力があり、それぞれ専用のコントロールが可能です。
構造とデザイン:
振動と共振を最小限に抑えるための堅牢なシャーシ構造。
不要な回路をバイパスするソースダイレクトスイッチやCDダイレクトスイッチを装備し、純度の高い信号パスを確保します 。
トーンコントロールやミュート機能など、細かい音質調整が可能です 。
追加機能:
ダンピングファクターが100(1kHz、8オーム)で、スピーカーの動きをより良く制御。
高いS/N比(信号対雑音比)により、背景ノイズが少なく、クリアで詳細な音質を提供します。
「Integra A-817XX」はその信頼性と高忠実度のサウンドで評価され、当時のオーディオファンに人気がありました。そのパワー、ノイズ低減技術、堅牢な構造の組み合わせが特徴です。