PC-98DO+対応のPC-88モード専用PSGサウンドボードです。
PC-8801-10やGSX-8800のPSG互換です。
メインCPUのZ80(uPD70008)を取り外して、そのCPUソケットに取り付けて使用します。
(本品にuPD70008-8がはんだ付けされていますので、取り外したCPUは大切に保管してください)
今のところ対応機種はPC-98DO+のみです。
他にPC-98DO、PC-8801FE、PC-8801FE2の3機種対応を目指して作成していますが、本体を持っていないため動作未確認です。
(物理的に装着できればどのPC-88でも使用できるはずですが、寸法の合わない機種が多いと思います)
分解状態のPC-8801MCでは動作しました。
80mkIIではフレームに干渉して取り付け自体出来ないと思われます。
出品は1枚目写真の物と、説明書です。
スピーカーへの接続方法は、PC本体のスピーカーを使用する方法(PC本体の音とPSGを混ぜて本体スピーカーへ出力)と、Lineジャックコネクタ経由で外付けスピーカーへ接続する方法のどちらか1つを選んで配線するようになっています。
PC-8801-10はPSG+MIDI I/Fのボードなのですが、PSG音源の方は、PC-98で言うところのPC-9801-14のような位置づけで、
初代PC-8801~初代PC-8801mkII時代の音源です。
少数ながらもハドソンソフトやデービーソフトなどから対応ゲームが発売されました。(1984~1985くらいの間しか発売されていません)
注意点としまして、SR以降に発売された対応ソフトの一部?はFM、PSG両対応のようで、FM音源搭載機ではFM音源を選択して使用するようです。
(FHやMCにGSX-8800やPC-8801-10を装着しても、そのようなソフトでは内蔵FM音源が使用されます)
任天堂のゴルフ、キングフラッピー、らぷてっく、アイスクライマーはパッチを当てる事でFM音源搭載機でも当音源やGSX-8800が使えましたので、説明書にパッチ箇所を記載しますので、自力で変更作業が出来そうな方は是非お試しください。
ちなみにアイスクライマー、エキサイトバイクは内蔵音源と比べても殆ど変わらないので、わざわざこの音源を使用する必要もないと思われます。
主に野球狂のための音源かと思います。
PC-88愛好家の方ですと、初代PC-88や初代PC-88mkIIにPC-8801-10やGSX-8800を搭載するのがセオリーでしょうが、
PC-98愛好家となるとPC-88を持つにしても置き場所の都合上DOで我慢しようってなっている方もごく少数いるのではないでしょうか?
98ユーザーなんだけど1985年頃の超古いPC-88ソフトも少し持っているとか、PC-88ユーザーなんだけど98も好きでDO系を使って省スペースを実現しながら両方楽しんでいる方向けのニッチなアイテムです。
需要がかなり少ないと最初から予想してはいたのですが、自分がどうしても欲しかったので作ってみました。
ハマる方にはいいアイテムだと思います。
ミキシング回路を持たせる事で内蔵スピーカーを使用する事が出来るため、省スペース重視の方には便利ではないでしょうか。
基板を2枚に分けたのはDO+の物理的な制約を回避するためだけでなく、
デジタル回路とアナログ回路を分離させ、ノイズ源から遠ざける事で十分な音質を得るためでもあります。
その分コスト高になってしまいますが。
また、ピッチの狭いコネクタを採用したことで半田付けの難易度が超高くなってしまった事や、CPU装着用のピンヘッダの高さ調整を手動で行ってはんだ付けするなど組み立てに手間がかかるため、本品がラストです。
ヤフオクで出品者側にポイントバックキャンペーンが開催されていますので、値下げしました。
発送はレターパックプラス、ゆうパック60サイズ自宅集荷の何れかの予定です。