象嵌細工と優麗なフォルムが魅力のナポレオン3世様式のヴァイオリンテーブルのご紹介。
なんと言っても注目したい、唐草文様の華々しいマーケットリー。
希少な木材や木目の特徴的な木材の突板からピースを切り出し、張り合わせて絵柄や模様を作っていくとても手間をかけて作られた本品。クオリティの高い手作業は、100年さらに100年と変わらぬ美しさを残していきます。
代々引き継げる価値ある上質な家具作りへの職人のこだわりや手間の掛け具合には感銘を受けます。
この家具の特徴的な曲線を描くフ天板のフォルム膨らんだ中央とウェーブを持つ独特のオーヴァル型。この印象的なフォルムこそ「ヴァイオリンテーブル」という名の所以です。
天板に沿ってカーブする幕板にも華々しい象嵌が施されて。
使用される木材は様々です。
多く使われるのは、ルイ14世15世が好んだとされる高級木材「キングウッド」。くっきりとした杢目と明るい輝きが、格調高く華々しい印象を与えます。アンボイナ材やローズウッド。。。希少木材の色や特徴を生かされております。
曲線にうまく合わせるようにしてある、引きだし。
その引き出しの中には何をしまっていたのでしょうか。。。
強くしなるカブリオールレッグ。
魅惑的な曲線美を体現しております。
曲線美で構成されるまさにフランスのアンティーク家具らしい優雅なシルエットです。
天板のリムは真鍮で縁取られて、上品な印象。
脚に飾られるオルモル装飾。フランスの宮廷家具に欠かせない装飾パーツです。
当時は金色に輝いていたオルモル装飾も時を経て味わいが増して、アンティーク家具らしい装飾となって。
手の込んだマーケケットリー、流麗な曲線フォルム、華やかで高級な印象のオルモル装飾。
魅力あふれる装飾家具を飾って、ワンランク上の上質インテリアを作ってみてはいかがでしょうか。