内容は言わずもがな。
米国防衛産業で働く民間人がふと目にしたFBIのリポートを読み母国に幻滅。また自身の役職にも幻滅し当時のソ連KGB協力者として諜報活動を行い、またそれに絡む麻薬の密輸業者の出会いと現実、退廃・堕落。
そして悲惨な結末という実話を描いた映画のサウンドトラック盤でございます。
ラインナップは全盛期名手揃い、Pat Metheny(G、G-Syn、Fletless G)、Lyle Mays(Key)、Steve Rodby(B)、Paul Wertico(Ds、Per)、
Pedrp Aznar(Vo on”The Falcon””Daulton Lee””This is not America” 、ex- Seru Giran
)となります。
またゲストにSteve Rodby指揮(!)によるNational Philharmonic Orchestraの参加。
かのDavid Bowie(Vo)
が一曲ヴォーカル参加致しております。
作曲はPat Metheny/Lyle Mays、
”This is not America”(”Chris”の改作)にて、かの故David Bowieが作詞を担当。
ミキシングはかのBob Clearmountain(Bruce Springsteen、Bryan Adams、Huey Lewis & the News等を手掛ける)となります。
Pat Metheny Groupとしてはサントラ盤とは言えど、非常にシリアスな作品。
サントラ作で
異色作とは言われますが
、全盛期ラインナップの作品。悪ろう筈がございません。
前作の大傑作「First Circle」を引き継いだ全盛期特有の美しい楽曲が耳を惹きますが、かなりシリアス目の音楽性。
また、
前衛パートからかの”Black Sabbath”的なへヴィさへと展開する驚愕の楽曲も存在。
映画のへヴィでシリアスな内容が影響した模様。
後に制作されPat Methenyのダークサイドとして知られる”Zero Tolerance for Silence”や驚愕の前衛作としても知られるDerek Baileyとの”The Sign of 4”にも繋がる
音楽性を持ち合わせて
いる事が
ミソでございます。
またかの故David Bowieとの邂逅”This is not America”は大ヒットとなりましたが、(音楽性も組み合わせも異色とは言えど)両者にとっても屈指の出来。
音楽を演じ、無意識的に時代の先を掴んできた音楽を演じる俳優故David Bowieが八十年代にかの”Let's Dance”を制作。
時代はエンターテインメント・スターの時代と大成功を収めたものの、その商業性やエンターテインメント界に取り込まれ、疲弊。
(本人曰く”アングラとメジャーの狭間”としての)アート感の鋭さを失った時期でございますが、今作は見事な出来。
昏迷期と言われた八十年中後期故David Bowieのベストワークではなかろうか?との感がございます...............................................
正直、この組み合わせを更に聴いてみたかった感がございます......................................................両者共に当時ビジネス上厳しいものであった模様でございますが................................
この機会に是非。
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